冬眠から覚める~当面のライブご案内

 2017-02-21
昨年秋から、タングブロック奏法への移行もあって、
ライブは「封印」してきましたが、そろそろ冬眠から覚めまして、活動再開です。

■3月、高槻市

■4月、西成区・難波屋

■5月、茨木音楽祭

そのうち、まずは3月の高槻市でのライブ。

大先輩のHarpin' Joeさんとの競演

◆3月5日(日)
=BLUES LIVE & SESSION!=

出演;
☆HARPIN' JOE & HIS FRIENDS☆
ハーピン・ジョー(harmonica,vocal)
植村 純次(guitar)
ライトニン 栗田(guitar)
森下 隆夫(drums)

☆こにし〜げデュオ☆
小西 進(harmonica,vocal)
久井 重和(guitar)

ライヴ終了後はセッション・タイム!!

場所;bar T−true
072−682−0241

〒569−0803
大阪府高槻市高槻町4−3 サタリービルB1−1階

JR高槻駅・徒歩3分
阪急高槻市駅・徒歩10分

※JR高槻駅南側・メガネスーパーのビル

open 17:00
start 17:30
チャージ;¥2,000(1ドリンク要注文)

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千客万来


初春文楽公演「本朝廿四孝」見物記

 2017-02-13
大阪市は中之島の、大阪市役所本庁舎に行くと、
正面玄関から入ったロビーの一角に、文楽人形が展示されています。

本朝廿四孝の八重垣姫。

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この八重垣姫に逢いたさに、1月の話になりますが、
国立文楽劇場「初春文楽公演」の第1部には、結局4回通いました。

本朝廿四孝の十種香の段/奥庭狐火の段は、
これまで歌舞伎の舞台で親しんできましたが、
文楽では今回が初体験で、歌舞伎との違い、
人形浄瑠璃ならではの表現を、4回通うなかで自分なりに味わいました。

■「うろうろ」する勝頼

十種香は、幕が開いて、正面のふすまがあいて、
武田勝頼が颯爽と登場するのは歌舞伎も文楽も同じ。

しかしその後、歌舞伎の勝頼は中央でじっとしてますが、
文楽では上手の八重垣姫や下手の濡衣の様子をうかがうように、うろうろ。

■討手が2人揃って登場

十種香の幕切れ近く。

長尾謙信が勝頼の討手として差し向ける、
白須賀六郎と原小文治は、文楽では2人一緒に登場して、
一緒に駆け出していきます。

歌舞伎ではひとりひとり登場して、いろいろあって、花道を入ります。

歌舞伎の場合は幹部俳優が「ごちそう」に出る場合もあり、
それぞれの見せ場をつくるためにも、別々なのかと思ったりしました。

■人形ならでは・・・と涙

1月4日に最初に「狐火の段」を見て、
霊力を得て八重垣姫が宙を舞うところに、
生身の人間が役者として演じるのではない、
人形ならではの表現があるとつくづく感じ、涙が出ました。

■八重垣姫の足拍子

1月の初春公演、結果的に4回も通ったのは、
最初に「狐火の段」を見て、

「もっと見たい」

と思ったのが直接のキッカケですが、2回目に下手の2等席で見ていて、
許婚の勝頼が切腹して果てたと思って絵像に向かい御経読誦の八重垣姫が、
足拍子を鳴らしていることに気づいたのでした。

最初に観たときは、わかりませんでした。

で、2回目に見て、

「あ、ここで足拍子が」

と気づき、どこから鳴らしているのか、字幕で見てチェックしていたところが、
帰宅して床本を見ると、記憶があやしい。
それを確かめようと3回目の見物。

「魂返す反魂香、名画の力もあるならば」

ときて、

「可愛いとたった・・・」

のあたりから、足拍子が入ります。

それも、柔らかく優雅な、しかし切なく・・・・

足拍子というものが文楽の表現で重要な役割を果たしているのは、
初めて生の舞台を見たときから感じていたことです。

が、この場で八重垣姫は座っているわけです。
物理的・身体的な動作に対応して「足音」が入っているわけではありません。

足拍子が表現するのは、八重垣姫に限らず、
登場人物の心の動き、ドラマのそのものなんやないかと思いました。

26日の千秋楽に4回目を見ました。

ちょうどこの日、たまたまご縁あって、
八重垣姫を遣われる桐竹勘十郎さんと出番前にお目にかかることができました。
いろいろ芸談など聞かせていただいて、持参した勘十郎さんの近著

『一日に一字学べば』(コミニケ出版)

にサインしていただきました。

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家宝です。

さらに、勘十郎さんが「めがね拭きです。使ってください」とくださいました。

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もったいなくて、使えません。これも家宝です。


「豊かな響き」を求めて・・・タングブロック奏法 移行始末記(覚書)その4

 2017-02-12
タングブロック奏法が思うようにいかない中で、
もう一度、元のパッカリング奏法に戻らずに、
もうちょっといろいろ練習してみようと思ったのは、
理由があります。

タングブロック奏法で音を鳴らしていると、
パッカリング奏法では自分が得られなかった、

「響きの豊かさ」

があるということでした。

音が大きい、ということではなく、「響きの豊かさ」。

以前からタングブロック奏法は折に触れて試み、
そのときも「響きの豊かさ」を何となく感じていましたが、
今回のようにタングブロック奏法への全面移行を前提に、
合間にパッカリングで音を鳴らしてみると、
「響きの豊かさ」の違いが、よりハッキリ分かるように思いました。

※「響き」の問題は、あらためて触れます。

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ただ、その「響きの豊かさ」が安定的に得られない、
豊かに響いたり、そうでないときもある。
しかし、たまにでも得られる「響きの豊かさ」は、
これが、どうにも捨てがたいのですね。

なので、「できたり・できなかったり」ではなく、
「何も考えずにできる」との間を埋める練習が必要でした。

なぜ「響き」が不安定だったのか。

私の場合、あとから気付いたことですが、
「ひとつのことに気をとられる」あまり、
「他のこと」が「お留守になっていた」のでした。

今回の「タングブロック奏法への全面移行」の、
きっかけになったのは、この連載の最初で書いた、
「舌の下側(にゅるにゅる側)で穴をふさぐ」
という「目からウロコ」の事実でありました。

で、私は「にゅるにゅる側で穴をふさぐ」こと、
つまり、舌と、その形や扱い方ばかりに気が行って、
自分の身体の他の部分、例えば唇やあごの状態、
身体全体を使って呼吸すること、
はもにかの持ち方・口への当て方、動かし方などが、
おろそかになっていたのでありました。

唇の状態や楽器の当て方によって「息漏れ」があったり、
身体全体で落ち着いて息をやりとりできず、息が上がったり…

こういうことは、パッカリング奏法を20年やる中で、
試行錯誤してきたことだったのですが、
タングブロック奏法をちゃんと向き合うには、
それをまた一からやらんとあかんのやなと思いました(私の場合)。

で、唇や舌のいろんな状態と音の鳴り方の関係、
息の流し方と鳴り方の関係、
息の流し方と唇や舌との関係などを、
一つずつ行き来しながら、「このときはこう鳴る」と、
自分の身体や心と相談しながら試す日々が続きました。

先に「タングブロック奏法への移行で悪戦苦闘」と書きましたが、
これらの一連の、響きをつかむための訓練は、
実は、途中で、

「めちゃめちゃ面白く、楽しいこと」

と感じるようになっていきました。

何事も「いっぺんにできるようになる」ことはないです。

(天才的?に「すぐ吹ける」人もあるかも知れませんが)

そら、「思い通りの音色で自由自在に奏でる」が理想状態ですが、
そこに至る過程が「ダメなもの」というわけではなく、
自分が求める音や響きを探り、求めて、
自分自身の身体や呼吸を考えて試していくことは、
とても素敵なことやないでしょうか?

どこか「外」からあてがったりするのではなく、
他の誰でもない、生きている私(または、あなた)が、
自分の身体のなかにあるものを「呼び覚ましていく」営みです。

それをやっていけるのは、醍醐味でっせ。

生きている証(あかし)、ですやん。

(まだ、つづきます)



きものは、私の、生きる力

 2017-02-10
「染織こだま 木綿展 大阪」初日、仕事を終えて訪ねました。

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お誂えは久しぶり。

真冬の大阪で夏物を選ぶのが、きもの暮らしの醍醐味。

きものは、生きる力、です。

染織こだま 木綿展 大阪は13日まで。

http://someorikodamas.com/osakaten.shtml



染織こだま・木綿展 大阪

 2017-02-09
「染織こだま」さんの大阪出張展、明日からです!!

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2月10日(金)12:00~21:00
   11日(土)10:00~19:00  
   12日(日)10:00~19:00
   13日(月)10:00~15:00

会場 中之島Spinning

〒541-0041 大阪市中央区北浜2-1-14 3F 

交通  地下鉄御堂筋線・京阪本線淀屋橋駅20番出口 徒歩2分
    京阪本線北浜駅22番出口 徒歩1分
京阪中之島線なにわ橋駅4番出口 徒歩3分

染織こだまS
http://someorikodamas.com/

染織こだま 木綿展 大阪
http://someorikodamas.com/osakaten.shtml




ライブは封印す・・・タングブロック奏法 移行始末記(覚書)その3

 2017-02-08
新たに練習している「タングブロッキング」奏法もままならず、
さりとて、20年来やってきた「パッカリング」奏法もあやしい・・・
つまりは、他人様の前でロクに演奏することも、自分はできない。

そう実感したのが昨年10月末でありました。

実は、この時点で、

「自分は、はもにかてなもん、やめてしもたろか」

と思ったものです。

はもにかで、まともに音も出ないようになってしまった私は、あまりに情けなくて、

「ライブを封印する」

ことにしました。

「ライブしませんか」

などのお誘いがあっても、お断りしていただろうと思います。

もともと、昨年10月末移行、2016年末から、ことし2017年の1、2月にかけて、
さしあたりライブが入っていなかったという条件が、振り返ってみると、
むしろ、それでよかったのかもしれないと、思います。

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ただ、私は、はもにかを初めて手にしたころのことを思い出して、
一(いち)から、練習し直すことにしたのでありました。


(つづく)

そんな急には…タングブロック奏法 移行始末記(覚書)その2

 2017-02-05
タングブロック奏法・移行始末記の続きです。

Harpin’ Joeさんのワークショップに参加して、
タングブロック奏法での「舌の当て方(にゅるにゅる側)」に、

目からウロコ

になってから、はもにかを唇に当てていないときも、
舌の「にゅるにゅる側」を歯の裏側に当てる練習?を
意識的にやってみました。

ワークショップから約1週間後にライブだったので、

「よし、これからはタングブロックで演奏や!」

と意気込んでみたのですが、
いざ実際にステージに立って演奏を始めてみると、
奏法は、

「勝手にパッカリングになっている」

のでありました。

「うわ、タングブロックにせんとあかんのに」

と焦ったり、唇や舌がもつれながら、非常に後味の悪いというか、
申し訳ない気持ちで、ステージを終えたのでした。
(お客様にそれと気付かれたかは、分かりませんが)

やっぱり、あれこれ考えたりしないライブの現場では、
自分の身体で覚えたものが、無意識に出てくるのです。
そら、21年間、基本的にパッカリングで演奏してきたわけで、
事実上、「きのう・きょう思いついたもの」が使えるほど、
世の中は甘くない・・・(笑

アプリをアップデートする、という「便利」な世界ではありません。

しかも、難儀なことがありました。
せっせとタングブロッキングの練習を始めて、
「やっぱりパッカリングでやってみよう」と思って吹き吸いすると、
これがなんと、以前にパッカリングでできていたフレーズが、
どうも滑らかに出てこないのです。

すぐにタングブロッキングも使えない、
パッカリングでやっても、メチャメチャ…

「自分ははもにかを吹けなくなるんとちがうか??」

と、落ち込んでしまったのでありました。

(つづく)

追記。

タングブロッキングへの切り替えを思いついて、
約3カ月半、いろいろあった末、
いまでは、「これでいける」というくらいにはなりました。
それまでのアレコレをこの連載では書いていきます。

昨夜(2月4日)にはJoeさんのライブを観に、
大阪市生野区に出掛けて、ライブ後のミニセッションにも参加。

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タングブロック奏法 移行始末記(覚書) その1

 2017-02-02
はもにかプレイヤーの方には言わずもがなですが、
はもにかを鳴らすには、2つの奏法があります。

ひとつは、唇をすぼめて、
目的とする音(たとえば4番穴の吹音)だけを鳴らす、

「パッカリング奏法」

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もうひとつは、同じ4番穴の吹音を鳴らす場合に、
1番穴から4番穴(または2番穴から4番穴)を「ガバッ」とくわえて、
舌で1番穴から3番穴(または2番穴と3番穴)を押さえて塞ぎ、
残りの4番穴を鳴らす、

「タングブロッキング奏法」

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です。


私は22年前に単音10穴はもにかを始めて以来、
基本的に前者の「パッカリング奏法」で練習して、実地にも演奏し、
一部、「タングブロッキング奏法」を併用してきました。
(舌をつけたり、離したりしてリズムを切るときなど)
割合でいうと、「パッカリング奏法」が8割、
「タングブロッキング奏法」が2割くらいでしょうか。

一方、黒人のはもにかプレイヤーは伝統的に「タングブロッキング」、
という話は聞いたことがありますし、
知人のプレイヤーでも、「タングブロッキング」が中心という方もいます。

それでも私はずっと「パッカリング」でやってきて、
それで、音程を変えるベンド奏法はじめ、
ひととおりの演奏技術は習得したつもりでいて、
まあ、これまでのように、また、これからも、
「パッカリング奏法」をメーンにしてはもにかを吹いていくことに、
まるで疑いを覚えずにきました。

ただ、「タングブロッキング奏法」で、
低音部の2番穴~4番穴のベンドを、たまに自分でやってみて、
どうもキッパリ決まらないのは、なんでだろう?
先人たちは、それでちゃんとやっているのに・・・
ということは、何年もの間、疑問に思っていたことでした。


で、昨年10月。

先輩のプレイヤー、Harpin'Joeさんのワークショップに参加して、
ひととおりのプログラムが終わったあと、
Joeさんを囲んでの歓談タイムのとき、
参加者の方から「タングブロッキング奏法」についての質問が出て、
ついでに、私もJoeさんに、ちょっと聞いてみたのでした。

Harpin' Joeさん公式サイト
http://www.harpinjoe.com/

「タングブロックのとき、舌のどこを当てているんですか?」

Joeさんいわく、

「あ、それは舌の裏側というか、下側、『にゅるにゅる』した側です」

えっ!!!!!

考えてもみないことでした。
私はそれまで、何も考えずに、
単に舌を前に出して当てているだけでしたから。

歓談タイムを中座して帰路についた私は、
ワークショップ会場のライブハウスを出て、すぐさま、
楽器を出して、舌の裏側・下側、Joeさんいわく、

「にゅるにゅる側」

当ててタングブロックで、ベンドをかけてみました。
すると、これが、

めっちゃ、ええ感じ!!!

で、ベンドがかかるではありませんか。

最寄り駅まではもにかを鳴らしながら、
私は、ニタニタしていたでありましょう。

ところが、これが間違いの始まり??というか、
昨年10月から数ヶ月間の、どん底の日々??
悪戦苦闘の始まりだったのです。

(つづく)


今後の執筆予定

 2017-01-24
はもにか生活・・・タングブロック奏法。移行始末記述

文楽「十種香/奥庭」三度目の見物の段

2017年は文楽で明ける

 2017-01-21
諸般の事情により、ブログの更新、コメントへの返信が滞っていましたが、再開。

2017年は文楽で明けました。

1月3日に国立文楽劇場で初日を迎えた「初春文楽公演」。

まずは4日に第1部を見物。

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ロビーの「にらみ鯛」

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めあては顔合わせの「本朝廿四孝」。

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時代物のヒロインで、一番すきなのが、この場の八重垣姫です。

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「十種香」と「狐火」は歌舞伎で何回か見ましたが、文楽では初体験。

ことに「狐火」では人形ならではの舞台で、初見で涙が出ました。

で、1月20日に2回目を見に行きました。

細部にいろいろ発見もあり、それはまた稿を改めます。


「本朝~」2回目見物のついでに、
第2部の「お染久松 染模様妹背門松」の、
「油店の段」のみ、幕見で見物。

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プロフィール

こにし すすむ

Author:こにし すすむ


京都・西陣生まれ。大阪の「勤め人はもにか吹き」です。

木綿を中心に、普段のきもの暮らしを楽しんでいます。

▼2005
FIH JAPAN第25回コンテストブルース部門1位
▼2006~
デュオ「こにしんぼ」などで神出鬼没。「出前はもにか」などで活動中

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