性分ですねん・・・錦秋文楽公演

 2016-10-07
国立文楽劇場の「錦秋文楽公演」の切符を、
劇場前売り開始日に、窓口まで買いに行きました。

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「ネットでも買えるやん」「それが便利やん」

というむきもあるかも知れませんが、これは私の性分でありまして、
窓口に買いに行きます。

電話やネット予約は窓口の1日前になっています。
「いい席」をとるなら、窓口よりネットなのかも知れませんが・・・

文楽みたいな、ひとつの人形を動かすのに、
大の大人が3人も寄ってたかっているような、

「めんどくさい」

芸を楽しむんです。
せっかく文楽の地元、大阪に住み暮らし・働いているので、
劇場まで行きたいんです。

切符を買いに足を運ぶところから、
観劇の「わくわく」が始まっています。


同じような思いの方がおられるとみえ、行列に並びました。

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ついでに、劇場展示フロアで開催中の「勧進帳の世界」展も見学。

九代目団十郎の天覧「勧進帳」の錦絵などを見ました。


伊勢音頭恋寝刃~夏休み文楽公演見物記(1)

 2016-07-30
殺人事件のニュースが続いています。

国立文楽劇場の夏休み公演・第2部の目当ては

「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」

でしたが、この芝居も殺人事件がモチーフになっています。

それを普通に見ていられるのは、それがあくまで「芝居」だから。


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「仮名手本忠臣蔵」などと異なり、
「伊勢音頭~」は先に歌舞伎で上演されて、文楽に移されたもの。

私は歌舞伎の「伊勢音頭~」は、

1987年・道頓堀中座(福岡貢は孝夫=現十五代目仁左衛門)
1994年・道頓堀中座(同、五代目勘九郎=十八代目勘三郎)
1998年・松竹座(同、十五代目仁左衛門)

で観たことがあります。

歌舞伎となれば、「伊勢音頭~」は福岡貢を勤める役者さんの「出し物」でしょう。

今回、初めて観た文楽の「伊勢音頭~」、貢の芝居というよりも、
遊女・お紺と仲居・万野との「対決」が印象に残りました。

油屋の段で、歌舞伎にはない、遊女・お紺と仲居・万野とのやりとり。

同じ廓の中で生きる2人の女性の対照的な生きざま。

貢が万野にいびり倒されている場面(油屋の段の津駒太夫、絶品)で、
じっとだまって耐えているお紺(人形は吉田蓑助師)。

動いていない人形が「物体」にならず、
じっと耐えている一人の女性の風姿がありました。


油屋の次、「奥庭」は咲太夫師。
4月公演「妹背山婦女庭訓」の「杉酒屋の段」は休演(代役は咲甫太夫)だったので、
「生・咲太夫」を初めて聴く。

床が回ってから、いわゆる

「白湯汲み場」

に、お弟子さんが、ずっと座ってはるという図を、

これまた初めて体験しました。


と、第2部「薫樹累物語」にも、事前には思ってもみなかった収穫が・・・それはまた別途。



団七の「走り」

 2016-06-09
「社会人のための文楽入門」の続き。

今回は、どちらかというと文楽の人形を中心に見物。


幕開きは「二人三番叟」。

「三番叟」は歌舞伎でも、さまざまなバリエーションで見ましたが、
今回、文楽で見物して思ったのは、

「あんな激しい動き、人間(歌舞伎役者)では、絶対できひんなあ」

ということ。

しかも、文楽では三番叟の人形を、
人間が3人がかりで操っているという不思議。

さて、「夏祭浪花鑑」。

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「釣船三婦内の段」の幕開きは、だんじり囃子。

チキチン、ガンガン・・・と、血が騒ぐにぎわい・・・

ああ・・幕、開けんといて・・・と思ってしまう、私は変??


下手から、夏物に身を包んだ徳兵衛女房・お辰が登場。

遠くから、だんじり囃子がスローテンポで

「チキ、チン・・・・・ガン、ガン・・・」

が聞こえる中、日傘をさしたその姿、
真夏の大阪の日差しを感じました。

見物した日は、九郎兵衛舅・義平次を遣うのが勘十郎さん。

よれよれの着流し、編笠に、扇・・・敵役なれど、品格。

「長町裏の段」

どこからか

「チキ、チン・・・・・ガン、ガン・・・」

と、だんじり囃子に乗せて、扇で蚊を追う義平次、

殺し場の、夢のような美しさ・・・遠見の提灯は歌舞伎とは別の趣き。

さらに「てうさや、てうさ・・・」で祭の衆の豪快さ。

歌舞伎なれば、舅を殺した後の団七は、どことなく「みじめ」な感じで花道を入りますが、
文楽の団七は、刺青も鮮やかに、下手へ向けて駆け行く。

人形だからこその、あの「走り」。

生身の役者があんな足の運びをすれば、どんどん前に進んでしまうところ、
三人遣いの、人形でしかできない表現。

公演のポスターのコピーが

「団七、走る!」

であることの意味が迫ってきました。

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夏祭浪花鑑~社会人のための文楽入門

 2016-06-07
「妹背山婦女庭訓」の「山の段」について書こうとしながら、
あっと言う間に時間が経ってしまいました。

「山の段」といえば満開の桜ですが、
大阪はすでに入梅(あ~あ)

「山の段」についてまだ書けないまま、
国立文楽劇場での「社会人のための文楽入門」を見物してきました。

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「社会人のための~」は当月の「文楽鑑賞教室」の一環で、
仕事帰りでも行けるという午後6時半開演。

演目は「鑑賞教室」と同じですが、
ナビゲーターに浪曲の春野恵子さんが登場。

文楽についての解説は「鑑賞教室」はどんなふうか見ていませんが、
「社会人のための~」では、
「夏祭~」のうち、上演される「釣船三婦内の段」の前の、
「住吉鳥居前の段」を一部上演しつつ、
三業について解説するという趣向でした。

「とぉ~ざい~」の口上を勤める黒衣についても説明。
頭巾を脱いで、担当しているのが人形遣いであること、
拍子木で美しい音を出すコツなども紹介されました。

(つづく)

・・・って、この「つづく」にするから、尻切れになったりするのですが・・・



天牛堺書店・天下茶屋店にて

 2016-05-24
日中、西成区へ(仕事)。

天下茶屋駅の「天牛堺書店」に、ついでに立ち寄る。

750円(税抜き)均一で、

渡辺保『昭和の名人・豊竹山城少掾―魂をゆさぶる浄瑠璃』(新潮社 1993年)を求める。


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プロフィール

こにし すすむ

Author:こにし すすむ


京都・西陣生まれ。大阪の「勤め人はもにか吹き」です。

木綿を中心に、普段のきもの暮らしを楽しんでいます。

▼2005
FIH JAPAN第25回コンテストブルース部門1位
▼2006~
デュオ「こにしんぼ」などで神出鬼没。「出前はもにか」などで活動中

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