白洲正子 『きものの美』

 2009-09-15
白洲正子『きものの美 選ぶ眼 着る心』(光文社 知恵の森文庫)を再読

ここ数年、メディアで盛んに伝えられてきた白洲次郎&白洲正子のイメージは、
どうも自分には縁遠いように思えて、ご両所のとこは、
実は何も立ち入って知らないのですが、

白洲正子『きものの美』は、文庫化されたときに求めて、読みました。


きものの美


「木綿は絹とは別な味をもつ、庶民的な織物です」(113ページ)

と、私自身の現在の問題意識とも重なる位置づけがなされています。

「どこで何を着ればいいか」の章

「茶会の為に訪問着は新調するが、家へ帰れば欠けた湯呑みで 
 平気なお嬢さんなきにしも非ずです」(214ぺーじ)

「裾模様で茶をたてるなんて、凡そ利休の好みからはずれたことです。
 というより、そういう姿を黙ってさせておく、あるいはすすんでさせたがる、
 宗匠の茶道精神を私は疑いたくなります」(同)

「昔の羽左衛門という歌舞伎の名人は、舞台できものを着かえるとき、
 特にみごとでした・・・一つ一つの動作が水際だって、ぐさぐさに着て
 しかもピタッとしている」(215ページ)

などなど、痛快です。



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プロフィール

こにし すすむ

Author:こにし すすむ


京都・西陣生まれ。大阪の「勤め人はもにか吹き」です。

木綿を中心に、普段のきもの暮らしを楽しんでいます。



▼2005
FIH JAPAN第25回コンテストブルース部門1位
▼2006〜
ブルースデュオ「こにしんぼ」「出前はもにか」などで活動中


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