古典芸能とテレビ
2008-12-06
昨夜、NHKの教育テレビで、
第35回「NHK古典芸能鑑賞会」の録画中継を見ました。
http://www.kabuki-bito.jp/news/2008/09/nhk.html
10月に東京はNHKホールで行われた舞台。
第1部は、筝曲に狂言、日本舞踊に、
第2部は、歌舞伎は「心中天網島・河庄」。
(つづき)
番組が始まったのは午後10時半で、
歌舞伎の「河庄」が始まるのは午前0時すぎ。
いつもは基本的に日付が変わるまでに就寝する私。
ともかく、幕が開いて30分くらいしてからの、
主役の紙屋治兵衛の花道の出まで、と思っていましたが、
結局、最後まで、テレビに向かって掛け声をかけながら、
観てしまいました。
それにしても、なんでこんな夜遅くに放送するんでしょう。
録画が前提になってるんでしょうか。
(うちのビデオデッキは不調で使えない…)
以前は「古典芸能鑑賞会」の録画中継は、
夜とはいえ、もっと早い時間帯にやっていました。
第1部と第2部は放送日を分けたり。
私が最初に見たのは高校2年生のときの放送で、
歌舞伎「勧進帳」をそれで全編体験して、
いよいよ歌舞伎にハマッテしまったのでした。
より多くの人にまずは放送で観てもらうためにも、
放映時間はもうちょっと工夫してほしい。
とはいうのもの、
「河庄」では、治兵衛の重ね着に注目したり、
いつもある演出で、幕切れ近くに角帯を締め直すシーンを、
より念入りに観察しました。
角帯(貝の口)を締め直す仕草は、
放送で治兵衛を演じていた坂田藤十郎の祖父、
初代中村鴈治郎もやっていたそうで、
芝居の筋とは基本的に関係ない演技ですが、
それがあることで、役の色気、舞台の世界のリアリティーを支えています。
帯を締め直すというのは、日常動作なわけですが、
それをわざわざ、しかし、さりげなく見せるという「芸」になっています。
