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「ここは、お前らみたいなもんが来るところと違う。ただ…」~山中湖畔合宿の段② 妹尾さんのことば#24
2018-07-02
前回の#23から半月以上、間があいてしまいましたが、連載再開です。山中湖畔のスタジオ村で合宿したお話の続き。
明け方に赤富士を拝んでから、朦朧としながら、
森に囲まれたスタジオ村に到着。生徒一堂、まず男女に分かれて、
それぞれのロッジへ。で、まず眠りました(笑。
起き出して風呂に入り、湯上りに屋外でとりあえずビア。
森の中を風が吹き抜けて、頭の中にあるアレコレのことを、
どこかへ流していってしまいます。
ここはサウンドビレッジという宿泊施設付きのスタジオ村
http://www.soundvillage.co.jp/
このときの合宿は、妹尾さんの東京教室の生徒さんがメーンで、
まずは東京の生徒さんが順次スタジオに入り、
「妹尾版JUKE」を録音して、妹尾さんの指導を受けていきます。
京都ジムOBの私は「ついで」に「おじゃま」したようなことなので、
昼間、皆さんの合間に録音して、あとで妹尾さんに聞いてもらうことにして、
皆さんの様子を見学したあと、夜はみんなでバーベキューでした。
妹尾さんは言いました。
「ここはな、お前らみたいなもんが来るところと違う。
ミュージシャンを志した連中が、下積みで苦労しぬいて、
世間にも認められるようになって、
やっとの思いでデビューアルバムをつくるとか、
そいういうところや。
ただ、それでも、お前らにとって体験の一つやから、
こうして連れてきたんや」
と。
このとき参加していた生徒(私も含めて)、
趣味・道楽で、ぼちぼちはもにかと関わっている程度です。
もちろん、既定のお金を支払えば、この施設は利用できるかもしれません。
「お金さえ出せば」というのは、他のことにも当てはまる(ように見える)でしょう。
でも、世の中、それでいいのか?
(このあたりのことは、連載の別の機会でまた書きます)
妹尾さんが、上に記した言葉、
合宿のどんな場面で言ったのか、
というのが、次回のお話です。
(つづく)
