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初春文楽公演「本朝廿四孝」見物記

 2017-02-13
大阪市は中之島の、大阪市役所本庁舎に行くと、
正面玄関から入ったロビーの一角に、文楽人形が展示されています。

本朝廿四孝の八重垣姫。

IMG_3186.jpg

IMG_3187.jpg


この八重垣姫に逢いたさに、1月の話になりますが、
国立文楽劇場「初春文楽公演」の第1部には、結局4回通いました。

本朝廿四孝の十種香の段/奥庭狐火の段は、
これまで歌舞伎の舞台で親しんできましたが、
文楽では今回が初体験で、歌舞伎との違い、
人形浄瑠璃ならではの表現を、4回通うなかで自分なりに味わいました。

■「うろうろ」する勝頼

十種香は、幕が開いて、正面のふすまがあいて、
武田勝頼が颯爽と登場するのは歌舞伎も文楽も同じ。

しかしその後、歌舞伎の勝頼は中央でじっとしてますが、
文楽では上手の八重垣姫や下手の濡衣の様子をうかがうように、うろうろ。

■討手が2人揃って登場

十種香の幕切れ近く。

長尾謙信が勝頼の討手として差し向ける、
白須賀六郎と原小文治は、文楽では2人一緒に登場して、
一緒に駆け出していきます。

歌舞伎ではひとりひとり登場して、いろいろあって、花道を入ります。

歌舞伎の場合は幹部俳優が「ごちそう」に出る場合もあり、
それぞれの見せ場をつくるためにも、別々なのかと思ったりしました。

■人形ならでは・・・と涙

1月4日に最初に「狐火の段」を見て、
霊力を得て八重垣姫が宙を舞うところに、
生身の人間が役者として演じるのではない、
人形ならではの表現があるとつくづく感じ、涙が出ました。

■八重垣姫の足拍子

1月の初春公演、結果的に4回も通ったのは、
最初に「狐火の段」を見て、

「もっと見たい」

と思ったのが直接のキッカケですが、2回目に下手の2等席で見ていて、
許婚の勝頼が切腹して果てたと思って絵像に向かい御経読誦の八重垣姫が、
足拍子を鳴らしていることに気づいたのでした。

最初に観たときは、わかりませんでした。

で、2回目に見て、

「あ、ここで足拍子が」

と気づき、どこから鳴らしているのか、字幕で見てチェックしていたところが、
帰宅して床本を見ると、記憶があやしい。
それを確かめようと3回目の見物。

「魂返す反魂香、名画の力もあるならば」

ときて、

「可愛いとたった・・・」

のあたりから、足拍子が入ります。

それも、柔らかく優雅な、しかし切なく・・・・

足拍子というものが文楽の表現で重要な役割を果たしているのは、
初めて生の舞台を見たときから感じていたことです。

が、この場で八重垣姫は座っているわけです。
物理的・身体的な動作に対応して「足音」が入っているわけではありません。

足拍子が表現するのは、八重垣姫に限らず、
登場人物の心の動き、ドラマのそのものなんやないかと思いました。

26日の千秋楽に4回目を見ました。

ちょうどこの日、たまたまご縁あって、
八重垣姫を遣われる桐竹勘十郎さんと出番前にお目にかかることができました。
いろいろ芸談など聞かせていただいて、持参した勘十郎さんの近著

『一日に一字学べば』(コミニケ出版)

にサインしていただきました。

IMG_3000.jpg

IMG_3001.jpg



家宝です。

さらに、勘十郎さんが「めがね拭きです。使ってください」とくださいました。

IMG_3002.jpg



もったいなくて、使えません。これも家宝です。


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【2017/02/18 01:39】 | # | [edit]












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プロフィール

こにし すすむ

Author:こにし すすむ


京都・西陣生まれ。大阪の「勤め人はもにか吹き」です。

木綿を中心に、普段のきもの暮らしを楽しんでいます。

▼2005
FIH JAPAN第25回コンテストブルース部門1位
▼2006~
デュオ「こにしんぼ」などで神出鬼没。「出前はもにか」などで活動中

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