足拍子と音空間、または「文楽観たら幸せになります」の段~50歳にして文楽デビュー(5)

 2016-05-14
文楽、本公演初体験の記、ぼちぼち&まだまだ続くのであります。

(書くからには、いい加減なことは書けないので、実はけっこう、骨折り)

と、心の中でもやもやしていることを字にするのは、骨が折れます。

しかし、一言で言えば、文楽を見ると、私は、

幸せになれる

のであります。

DSCN1453.jpg



その「幸せ」になれる、ということの一つが、

「人形の足拍子」

です。


文楽でも歌舞伎と同じように、「ツケ」が入りますが、
それとは別に、人形の動きの要所、要所、

「ドン、ドスン!」


と足拍子が入るのが、なんとまあ、醍醐味であることよ。

足拍子は人形遣いのうち、「足遣い」が踏むことになっているとか。


文楽の人形は、「手すり」はありますが、動きは「宙に浮いている」わけで、
その人形の動きのかどかどで、

「ドン、ドスン!」

というのは、私には、

「鳥肌もん」

なのでございます。


4月文楽公演でいえば、夜の部、「道行」のお三輪。

求馬と橘姫が去って、後を追うお三輪、

いったん下手に後ずさって、しかるのちに、
上手に向かって進んで形を決め、

主遣いの勘十郎さん、

「ハッ!!」

と裂ぱくの気合声、

足拍子とともに、求馬を追う・・・

私、ここで、

総身の毛穴が、開いてしまったのであります。

「幸せ」

を実感する瞬間でした。


コメント
>番頭さん

あらゆるものをそぎ落としての、妙、でしょうか。

判官切腹の段も、無音になるそうですね。

実は、いま一番、文楽で「生」で見てみたいのは、
忠臣蔵の通しです。

観たい・・・みたい・・・聴きたい・・・


【2016/05/21 19:23】 | こにし #- | [edit]
番頭の毛穴が開いた話も聞いてください。仮名手本忠臣蔵「城明け渡しの段」です。
床には大夫も三味線もいません、舞台の人形いや由良助ただ一人。
御簾から流れる三味の音、大道具の「バッタリ」での遠景が素晴らしい。
人形遣いの掛け声を合図に語られる浄瑠璃は「はったと。にらんで~」のたった一声。
力が入ります、ゾクゾクします。
こにさんのように文章で上手く書けないので、動画をご覧ください、初代玉男さんです。

https://youtu.be/y96mmMnwj8Y
【2016/05/19 22:16】 | 番頭玉三郎 #- | [edit]












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こにし すすむ

Author:こにし すすむ


京都・西陣生まれ。大阪の「勤め人はもにか吹き」です。

木綿を中心に、普段のきもの暮らしを楽しんでいます。

▼2005
FIH JAPAN第25回コンテストブルース部門1位
▼2006~
デュオ「こにしんぼ」などで神出鬼没。「出前はもにか」などで活動中

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