おじさんのおつかい

 2014-01-10
こないだの日曜日(5日)の話。


出掛ける




キャリーケースを従えていますが、旅行に出るのではありません。

奥様の母方のおじさんが、私どもと同じ市に独居しています。

大阪市内中心部にある中小企業の、創業以来の役員で、
毎年、正月には得意先に年始回りに行くのが恒例。

東は群馬県から、西は福岡県まで。

挨拶には、決まった菓子を持参すると決めてはります。
その買出しも自分でやっていたおじは、いま80歳。

なにしろ、けっこうな荷物。
福砂屋のカステラが計22本(留守中に家の両隣に配る分含め)
別途、違う菓子を得意先の格に合わせて2種、計5箱。


数年前から、それだけはうちの奥様が代わってやっていて、
去年から私も手伝ってきましたが、
おじは、得意先に行くのは譲れない仕事ということで、
各県を何回かに分けて回ります。

去年の正月の年始回りを済ませて、
ことしはもう無理だろうと、おじ本人も言っていたようですが、昨秋、

「まだ頑張る。買出し頼む」


ということになりました。
写真のキャリーケースは、
福砂屋のカステラがちょうど22本入る大きさです。


出掛ける2




阪急百貨店の「五感」で菓子5箱を先に求め、紙袋2ツ分。
阪神百貨店に入っている福砂屋で事前に予約しておいたカステラを、
キャリーケースに詰めてもらいます。

大阪駅からJRに乗って、おじの自宅に近い駅のコインロッカーに、
菓子類を預けます。


カステラ




おじが年始回りに出るときに、コインロッカーを開けて、
菓子を適宜取り出す、という段取りです。


「ネットの時代やないか」「宅急便を使うたらええのに」


というむきもあるかも知れませんが、
私どもは、この「おじさんのおつかい」を、
大切に感じて務めています。


世の中、なにかと「便利」になっても、
年始のあいさつは、菓子を携えて必ず対面で、というのを譲らない。
「のれん」=信用を守って、経済を支える大阪の中小企業の心意気ですね。

高田郁さんの「銀二貫」で描かれている大坂商人の誇りにとも重なるような。
そこにつながれているという喜びがあります。


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プロフィール

こにし すすむ

Author:こにし すすむ


京都・西陣生まれ。大阪の「勤め人はもにか吹き」です。

木綿を中心に、普段のきもの暮らしを楽しんでいます。

▼2005
FIH JAPAN第25回コンテストブルース部門1位
▼2006~
デュオ「こにしんぼ」などで神出鬼没。「出前はもにか」などで活動中

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