やっぱり歌舞伎座!

 2013-11-06
日付が変わったのできのうになりますが、
11月5日は久しぶりに東京出張(日帰り)でした。

午後5時すぎに仕事終了し、帰阪は東京駅午後9時20分発です。
それまでの時間をどう過ごすか。
丸の内線「銀座」で日比谷線に乗り換え、「東銀座」へ。
直通のエスカレータで地上に出れば、そこが

歌舞伎座!

です。

建て替え前の歌舞伎座で見物したのは「さよなら興行」中(2009年2月)で、
新装なってからは初めて訪ねます。

新しい歌舞伎座


歌舞伎座



ことし4月の開場以来、こけら落しの記念興行が続いていますが、
顔見世の当月と来月は、二カ月続きで配役を替えての、
「仮名手本忠臣蔵」の通し(九段目はなしで、正月に上演)。

上京前、仕事が終わってから「一幕見」で見物をと考えましたが、
夜の部の幕見券の発売が夕方ごろだとかで、
私が到着することには売り切れているやも知れず、
半ば諦めていました。

うちの奥様は

「切符が取れなかったら、建物だけ見ておいたらどうですか?」

と申しておりましたが、ンなアホな。

で、「ダメもと」で歌舞伎座に着いたのが5時40分ごろ。係の人に

「幕見、売り切れでしょうか?」

と聞くと、

「いえ、大丈夫ですよ」

やった!!!!!!!!!!!!

これまた久しぶりの大歌舞伎での声掛けです!!

夜の部(4時開演)は五・六段目と七・十一段目が夫々幕見に。
私の目当ては後者で、2000円也。
求めた切符は入場整理番号「18」で余裕の順番です。


幕見切符



以前の歌舞伎座の幕見は階段でしたが、
いまはエスカレータで、高齢者や車いすの方などにも安心。

七段目の開演は6時50分。幕見入場可能の6時半まで時間があるので、
絵看板を撮影したり(三段目絵看板)


三段目絵看板


歌舞伎座ビルの屋上庭園(真っ暗でしたが)、河竹黙阿弥邸にあった灯ろう


黙阿弥とうろう



地下フロアの「忠臣蔵まつり」(特産品などの販売)を回る(見るだけ)。



さて、入場までに幕見ロビーを観察。
放送で六段目の幕切れあたりが流れています。
これはお客様サービスというより、
スタッフが芝居の進行を心得ておくためのものでしょう。

外国人の方のお客さんが半数近く。
中には小紋のきものを見事に着こなした白人女性も。


四段目上演時、「通さん場」の注意書き。


四段目説明



五・六段目のお客さんたちが帰って、さあ、入場。
2列ある幕見席の2列目、一番上手に陣取る。
(役者の姿が一番絵になるのが、上手から見物する角度)

幕見席より


歌舞伎座場内



前の歌舞伎座は3階席や幕見席から花道が見えず、
学生時代に初めて見物したときに驚きました。
新装なって、七三あたりまで、よく見えます。


花道



開幕10分前に、定式幕が上手に引かれ、
見事な富士の緞帳が見えてきました。


緞帳



何事かと思ったら、場内アナが「ただいまより緞帳のご説明…」
なるほど、開場記念のサービスでしょう。

往路の新幹線は東京に向いて右端の「A」席で、
車窓から富士山がろくに見えず残念でしたが、
歌舞伎座で富士山を拝めて、いささか感激。

続いて3枚の緞帳がすべて披露されました。


澄んだ柝の音が響いて七段目、開幕。

歌舞伎座での「七段目」といえば1992年11月、
やはり顔見世の夜の部で、吉右衛門の由良之助、
時蔵のお軽で声を掛けたことがあります。
(平右衛門は誰だったか失念)

それからざっと20年が過ぎ、
新しくなった歌舞伎座で、由良之助は吉右衛門という巡り合せ。

幕が開いて三人侍と平右衛門(梅玉)の出から。
いま七段目の由良之助役者といえば、吉右衛門か幸四郎、
そしてこの興行で平右衛門を演じるはずだった仁左衛門の三優でしょう。

お軽の福助は、せりふの要所要所で、
亡くなった六代目歌右衛門の口跡を想い出しました。
ほかに故富十郎の遺児・鷹之資くんが行儀のよい力弥。
葵太夫の美声も久しぶりに堪能しました。

大向こうは私以外にあと2人ほど。
新しい歌舞伎座の音空間もあってか、
自分の声がとてもよく通ったのを実感。
まだまだ衰えてませんで!!。

東京で見ていても、舞台は京都、山科から一里半の祇園町。
幕切れに由良之助が「水雑炊を」で扇を開くと柝の頭で「播磨屋!」
九太夫を背負った平右衛門が足を踏み出してツケの一発目で「高砂屋!」
最後はお軽のキマリで「成駒屋ぁ!」
踊り地に乗って華やかに幕が引かれていきます。

七段目絵看板


七段目絵看板



私が「仮名手本」の中で最も好きなのは九段目で、次が七段目。
新幹線の時間もあり、十一段目は捨てて、歌舞伎座を後にしました。

ああ幸せ。


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プロフィール

こにし すすむ

Author:こにし すすむ


京都・西陣生まれ。大阪の「勤め人はもにか吹き」です。

木綿を中心に、普段のきもの暮らしを楽しんでいます。

▼2005
FIH JAPAN第25回コンテストブルース部門1位
▼2006~
デュオ「こにしんぼ」などで神出鬼没。「出前はもにか」などで活動中

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