10穴ハモニカ反応さまざま

 2008-07-02
ことし、08年も半年を過ぎました。
上半期の「はもにか出前」も一段落。
今のところ、当面の「ご注文」はありません。

お座敷がかかれば、時間の許す限り出かけますが、
こちらから「御用聞き」はしないので、
まあ、こんなもんです。


ところで、もう3年前のことになりますが、
05年のFIHコンテスト(ブルース部門)の結果が出て、
翌日、東京・御茶ノ水である複音やクロマッチックのコンテストに、
前日のブルース部門の優勝者ということで、
ゲスト出演したときのことです。

会場のホールに着いて、
ブルース部門の吉祥寺のライブハウスとの違いに、まずびっくり。
なんだか、ピリピリして、「厳粛」なのであります。

出場者の出番の合間に客席に入って席についたところが、
隣にいるおじさまが、審査委員でもないのに、
プログラムの余白に、「リズム不十分」「抑揚なし」とか、
「自己採点」してはります。

な、なんや、
えらいところに来てしもたんとちゃうん?


やがて時間は過ぎて、ゲストタイム。

さて何を演奏すべきか。
なにしろ、私は吉祥寺では、バンドをバックにうたって吹いて。
「クロマチック」「複音」の会場には、バンドがあるはずもありません。

私は、コンテストでやった、「Blues With A Feelin’」を
神をも恐れずというか、吹き語りでやったのでありました。


一発目、トニックの音を出したとたんに、失笑が会場内に広がったのが、
ステージにいてさえ、わかりました。

1コーラス吹いて、唄。そこでまた失笑。

一曲吹き終えたときに、満席の会場から、
拍手をしてくれたのは、私の妻、ほか1名のみ。

「こんなものは、音楽の冒涜である」
――そんな空気を感じながら、ステージを降りました。



私は演奏前の「口上」で、こんなことを喋りました。


私は、京都生まれ・育ちで、大阪に住み、働いていますので、
関西弁しかしゃべれません。
ハモニカとブルースをやる前には、
クラシックと純邦楽――長唄や義太夫しか、聴きませんでした。
そうです、歌舞伎も大好きなんです。
10穴も、複音も、クロマチックも、楽器の種類やジャンルは違っても、
音楽は音楽やと思ってますので、
きょうは、この場で、ブルースをやらせていただきます。




これと、さしずめ「対極」ともいえる体験を、
はもにか出前で、あちこち出掛けたときにさせていただいています。

お年を召した女性が、一人吹きの「セントルイスブルース」を聞いて、

「昔、ダンスホールで踊ったよ。
 今でも若けりゃ、あんたのハーモニカで踊りたいよ」

そして、「私が生きているうちに、また聞かせてとくなはれ」
と声をかけていただけるときに、私は、
ハモニカやってて、よかったなと思うのです。


コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://koniharp.blog118.fc2.com/tb.php/152-9ceed1df
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
プロフィール

こにし すすむ

Author:こにし すすむ


京都・西陣生まれ。大阪の「勤め人はもにか吹き」です。

木綿を中心に、普段のきもの暮らしを楽しんでいます。



▼2005
FIH JAPAN第25回コンテストブルース部門1位
▼2006〜
ブルースデュオ「こにしんぼ」「出前はもにか」などで活動中


最近のライブ動画→クリック



旧ブログ「はもにか哲学」

メールフォーム
ご感想・お問い合わせ、ライブ予約などお寄せ下さい。

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリー
FC2カウンター