きものは、私の、生きる力

 2017-02-10
「染織こだま 木綿展 大阪」初日、仕事を終えて訪ねました。

IMG_3190.jpg


お誂えは久しぶり。

真冬の大阪で夏物を選ぶのが、きもの暮らしの醍醐味。

きものは、生きる力、です。

染織こだま 木綿展 大阪は13日まで。

http://someorikodamas.com/osakaten.shtml



世間の目

 2011-12-08
きょうは仕事を終えて夜10時前に帰宅。
奥様も仕事やなんやで、その時点でも帰宅しておらず。
こういう日は、お風呂に入って寝るだけですので、
帰宅してもきものに着替えず、湯上りの寝巻き浴衣になります。


さて、この間、当ブログの読者の方で、きもの暮らしを楽しんでおられる男性から、
メールフォーム経由でお便りをいただきまして、
帰宅後、そのお返事を書いておりました。


書きながら、少し自分のきもの暮らしを振り返りました。



うちの奥様は、ひところ、

「あなたがきものを着るようになるとは思ってませんでした」


と、しょっちゅう言っておりました。


現在のきもの暮らしは奥様が先に初めて、
その限りでは私が後追いする形になりました。


2007年の夏、北海道を旅した折、
小樽の一日を奥様は小千谷縮を持参して着ることにしたので、

「ほな、私も」


ということで、生成りの綿麻を浴衣として着て、同道したのが、
現在のきもの暮らしの始まり。
当ブログの開設以前の話です。


小樽の船溜まりにて。


小樽にて2007年



その年の秋から、夫婦してせっせと着るようになって今日に至る。

私は、奥様に、


「なんの、私は、生まれながらに、きもの好きなんです」


とか説明しておりましたが、
せっせと着るようになった、その初期の段階では、
きもので出掛けて帰宅すると、肩が凝ったり、
なんだか疲れたものです。


なんといっても、きもので街を歩いている人、
とくに男性というのは、滅多にいませんもので、
じろじろ見られたり、振り返られたりするのであります。


が、実は、こちらが慣れていないので、
きょろきょりょしたりしてしまうのが、
周囲に伝わって、結果として余計に見られている(ように感じる)のでありまして。


いつの間にか、見られているとか、どうとかは、まるで気にならなくなりました。


自分が着る喜びのほうが、なんといっても勝ってしまいますから。


で、はもにかのライブも、独り吹きなどの場合は、きもの姿でやるように。


高槻ジャズストリート(09年)、野見神社能舞台での出演時の口上
(拍子木を打つために控えているのが奥様)


野見神社口上の図




そうです。きものを着るのは、自分が幸せになるためなんです。




お世話になっている高槻の整体院「元氣堂」さんにて


元氣堂さんにて




ただ、「見られる」ことには変わりはありません。
きものの評判を落とさないようには心がけています。
(うまくいっているかどうかは、世間様のご判断)



法事 袴(続き)

 2011-03-23
袴のことはともかく。


私が幼少のころ。
まだ、家庭内の衣生活に「きもの」が普通にあった、
最後の世代かも知れません。

祖父は機屋仕事が終われば、丹前や浴衣に着替えて寛ぎ、
祖母はほぼ年中、家の中では普段きもの、
出掛けるときは、しゅっと着替えたきものでした。


父親がきものを着ている姿は記憶にないですが、
私の幼児のころの写真をアルバムで見ると、
家できものを着たりしている画像があります。



私はといえば、子どものころから、
折りに触れて、きものを着せてもらえる機会はあったほうかも知れません。
地蔵盆のときの浴衣、正月のアンサンブルなどなど。


4歳になったばかりのお正月。北野天満宮前にて。


北野天満宮前



それから、約40年後。ことしの正月の私。北野天満宮境内にて。


天神さんにて



かつて、きものが当たり前だった時代には、
「着付け教室」といったものはなく、
暮らしの中で、親から子へと伝えられたものでしょう。

思えば、時代と世代の変わり目、ぎりぎり間に合ったタイミングで、
祖父に着付けの手ほどきを受けたことで、
今日の私の「きもの暮らし」もあります。


私には娘しかいませんので、
わが子に「男のきもの」を伝えることは、もはや、なし。


2人の甥っ子たちがおりまして、
彼らが将来きものを着るかどうかはともかく、

「きものを着て、はもにかを吹く、変なおじさん」

が世の中にいたと、覚えてくれてるかも知れません。


そういうことを、祖父の七回忌を機に、
改めて思うのであります。


法事 袴

 2011-03-22
こんどの日曜日は、法事で京都の実家に行きます。
2005年に満96歳で亡くなった、祖父の七回忌です。


集まるのは、身内だけ。

私ども夫婦は、かねてより、きもので出席を考えていましたが、
法事、それも七回忌ということで、とくに妻は何を着るか、
これはこれで、けっこう悩むところでありました。

で、実家の母とも相談して、
大方の出席者は「平服」とて、妻の着るものはほぼ決定。

私は当初から、紬袴と決めていましたが、

妻曰く、「いささか『大袈裟』じゃないですか?」



いえ、それで、いいのです。


私は、「男の着付け教室」とかには通ったことがありませんで、
きものの着方を教えてくれたのが祖父でした。

私がまだ14歳になるか、ならないかの頃です。
そのときに、袴の付け方も教えてもらいました。


母から娘へ、きものを「伝える」という話はよくあります。
それは現代では、「きもの」という「モノ」に限られることも少なくないでしょう。

私の「きもの暮らし」の手ほどきをしてくれたのは、
他ならぬ、祖父でありました。


中学生のころ、「袴をつけたい」という私に、
祖父は何と思ったか、いまとなっては分かりません。

ただ、実家には、まだ祖父の袴(仙台平)が大切に仕舞われており、
それを祖父がつけていることは見たことはありませんでしたが、
その付け方は、祖父が教えてくれました。

なので、祖父の七回忌に、
袴で出掛けるのは、何よりも祖父の供養と、私は心に決めています。


死者は何も語りません。しかし、私は、袴が好きです。



きもの暮らし「初期」の紬

 2011-01-07
今朝から、当ブログに設置しているカウンタがどうも不調で(原因不明)、
表示されなかったり、出たかと思うと、
すでに6万超えていたはずなのに、5万台で、
しかも昨日と一昨日が「0」とか、どないなってるんかな?と思いつつ…


明日、久々に着ようと、4年前にこしらえた紬を出して、
きものハンガーに掛けました。


初期の紬


現在のきもの暮らしのスタートとなったのは、2006年秋。
当時は、私が20歳のときに親がつくってくれた大島のお対しかなく、
それをせっせ着ていたのですが、
20歳のときとは体型も変わり、身丈も裄も足りなくなっていました。


現在の「普段きもの暮らし」の基軸になっている「木綿きもの」を、
明確に認識していないころではありました。


寸足らずの大島を着たきりでは「いくらなんでも」ということで、
こしらえたのがこの紬。

反物は2006年11月の北野天満宮の縁日で求めた疋物。
1万5千円で出ていたのを妻が1万2千円に値切って買ってくれました。

買ったその足で地元の呉服屋さんに持ち込んで、
年内ぎりぎりに、袷のお対に仕立ててもらったのですが、
誂えの経験のある方はご承知でしょう。


地入れ、通し裏、羽裏、それに長着と羽織の仕立て代で、
反物の何倍もかかってしまいました。
それら必要経費については認識していましたが、
いまなら、反物を含めた総計で、木綿きものを2~3着こしらえるでしょう。


ともあれ、出来上がって、2007年の正月など2回ほど着ました。

しかし仕立ての際の採寸で、身丈は3尺9寸5分。
しばらくは、それが自分の寸法だと思っていましたが、着付けるとどうも短い。
それもそのはず。現在の私の寸法は身丈4尺3分に落ち着いています。

8分というのは、なかなかの数値で、
4尺3分に慣れてしまうと、ガマンできなくなります。


やがてこの紬、長着は着なくなって、きょうまでの眠りについていました。
羽織だけは、木綿きものに合わせて活用しておりましたけれど、
このときの体験で、反物の値段はともかく、絹物を一から袷で誂えるのは、
あまりに分不相応で、私は「やめ」にしまして、


今回久しぶりに畳紙から出すと、変なたたみ皺が出来たりしていましたが、
これからは、せっせと着倒したいと思います。

というのも、袴をつければ、多少丈が足らなくても平気だからです。
自分の「きもの暮らし」に袴を導入したひとつの理由は、
手持ちのこうしたきものや、追々、出物でも袴つきなら着てしまえるからです。


さて明日は、この紬に木綿袴で出掛けます。

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫ 次ページへ ≫
プロフィール

こにし すすむ

Author:こにし すすむ


京都・西陣生まれ。大阪の「勤め人はもにか吹き」です。

木綿を中心に、普段のきもの暮らしを楽しんでいます。

▼2005
FIH JAPAN第25回コンテストブルース部門1位
▼2006~
デュオ「こにしんぼ」などで神出鬼没。「出前はもにか」などで活動中

最近のライブ動画→クリック

☆ライブ・出演ご案内☆
決まり次第、ご案内いたします。

最近の記事
最近のコメント

カテゴリー
FC2カウンター

メールフォーム
ご感想・お問い合わせ、ライブ予約などお寄せ下さい。

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク