「出音」の大きさ~マリンバンド現行品と旧製品

 2016-06-10
先日、大阪市旭区の古書店に行きました。
古書以外にも、古道具というか、
アンティークの雑貨なんかも扱っているお店。

ふと見ると、ショーウインドウに、はもにかのケースが。

マリンバンドです。

四天王寺さんなんかの古道具市で、
はもにかが「裸」の状態で出ていることがありますが、
それは、いわゆる中古、誰かが吹いたあとの「ガラクタ」だったりします。

で、旭区の古本屋さんで、

私「これ、新品ですか?」

店「そうです」

と、いうことで見せてもらったら、新品。
しかも、私がはもにかを始めた1995年、
それ以前に生産された、マリンバンドと見えました(キーはC)。

「即、買い」

でありました(1800円)。

で、このところ、そのお店で買ったマリンバンド(以下、旧製品)の「慣らし吹き」を兼ねて、
現行品のマリンバンドのキーCの2本を携行して、いろいろ吹き比べてみました。

下の写真、左が旧製品、右が現行品

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旧製品を鳴らす(リードを振動させる)息で、
現行品を口に当てて吹き吸いしてみると、旧製品よりも大きな音が出ます。

とりあえず、ハナから「出音が大きい」ように、
現行品は設計されているのかな・・・


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しかし、「出音が大きい」というのは、どうなんでしょう。

というのも、最近、とくに大事にしているのは、

「めったやたらと、なんでもかんでも、でかい音で吹かないようにする」

ということだからです。

「大きな音」というのは、「小さい音」との比較で、
はじめて「大きい音」(逆に小さい音)と認識されるわけで。

どんな楽器でも、実際の演奏で、
アンプやPAのボリュームを上げれば、
「大きな音」は、なんぼでも出るわけですが、
そういうのに頼ってて、ええんかいな?

最初から最後まで「大きな音」「でかい音」で演奏してしまうと、

「やかましい」

だけで、

「色気」

が、ないやいですか。

「大きい音」が必ずしも「力強い音」とは限らず、
「小さい音」でも「説得力のある」「存在感のある音」ということがあります。

「大きな音」から「小さな音」まで、その自由自在な「幅」が欲しいのです。

「そよ風」から「嵐」まで、この楽器を通して、自分の息で操りたいのです。

むやみやたら「大きな音」というのは、
奏者の「ストレス解消」には役立つかも。

ただ、こっちは、一つの穴の吹き吸いに、大げさかも知れませんが、

「命をかけている」

のであります。

もちろん、現行品でも、「大―小」「強―弱」のコントロールはしていますが。


(と、久々に、はもにかの話題でした)




ホーナー社の商法について(雑感)

 2015-03-02
ドイツのホーナー社がこのほど、
ハーモニカの売り方を大きく変えました。

話には聞いていて、大阪では昨年末あたりから、
楽器屋さんの店頭でも順次切り替わり始めていました。

どんなふうになっているのか、
論評するには自分で確かめんとあかんということで、
久しぶりにマリンバンドを求めました。

写真のような紙箱に入って売ってます。

DSCN0069.jpg



箱を開けてみると、なんのことはない、
これまでどおり、ハーモニカ本体が入ったケースが出てきます。

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マリンバンドの場合、消費税込みの定価は1本4644円。
このパッケージになる前は1本たしか3600円くらい。
しかも私はマリンバンドを買うときは2割引きの店で買っていました。

大幅値上げです。

紙箱も、楽器ケースもいらないので、もうちょっと安く売ってくれないものか(笑


箱の中にはブックレットが1冊入っています。
同じ内容がドイツ語、英語など4カ国語で解説してあります。

DSCN0070.jpg



日本語による解説はありません。
ドイツのメーカーなので、仕方のないことかも知れませんけど。

裏表紙に「30日間無料レッスン」の案内。

DSCN0071.jpg



暗証番号を入力すれば、ウェブサイト上で閲覧できるようです。

※写真では念のため下3桁を消しています。

時間のあるときに見てみます(追ってレポート)



ハーモニカを買うときは、店頭では、基本的に試奏はできません。
それでも私はこれまで、買うときにケースを開けて、
中身=ハーモニカそのものを眺めてから選んでいました。
マリンバンドだとコムの木の状態とかを確認していました。
たまに、カバーが少しずれて固定してあったり、
カバーを留める釘の「打ち忘れ」があったりするからです。

現行のパッケージになると、こういうことが一切できません。

あと、「30日間無料レッスン」のサービスですが、
ハーモニカを初めてやろうという人が買えば、手助けになるでしょうけれど、
楽器を買うたびにこのサービスが必要なのか?

1本買って30日間なので、
繰り返しレッスンを受けるには次のを買って利用する、
ということも考えられますが・・・

ハーモニカは、親しんで末永く続けていけばいくほど、いろんなキーも必要になり、
リードがダメになるなどして、楽器そのものの更新にも迫られます。
修理技術を持っている人は別にして、多くの人は買い替えです。

入門者用に、こういうパッケージで売るのも一案だと思いますが、
楽器そのものも買えるという選択肢をなぜつくらないのか。

ハーモニカとその音楽が普及する上で(それがホーナー社発展の土台)、
今回の売り方が、さて、吉と出るか、凶と出るか。


マンジ党

 2014-12-16
スズキのマンジをよく使うようになって、
必要なキーを月1~2本のペースで揃えてきました。
一度に全部は揃えられません(笑)

ほしいものがいつでも、ほしいように手に入る境遇なら、
ブルースなんて、やってません。

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きょうFとB♭を加えて、
これでG、A、B♭、C、D、E♭、F、それにLo-Cと、
私が普段、よくつかうキーは全部揃いました。

ただ、私にはFはちょっと弁が硬いのでしょうか。
飼いならすのにちょっと時間がかかりそうです。

Manjiで初心に返る

 2014-11-04
長年、ホーナー社のマリンバンドをメーンに使ってきましたが、
このところは国産、スズキの「Manji」が中心になっています。

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発売後しばらくして、「ものは試し」と1本求めたのですが、

「どうも勝手が違うなあ~」

と、放置状態でした。

そうこうするうち、久しぶりにマリンバンドの新品を求めたら、
製品がマイナーチェンジされていて、
私としては以前のマリンバンドとは「モノ」が違っているように感じ、

「困ったもんだ」

と思っていました。

それ以前から、扱いやすさや、交換リードプレート完備などの点から、
知人のハーピストでManjiに乗り換える人がけっこういて、
セッションで音を聴いていると、

「おお、なかなかええ感じやん」

と感心して、私も再びManjiを試すようになったのですが、

「どうも吹きにくいなあ」

なんというか、「嫌な音」しか出ないのです。


そこで半年ほど前から、

唇への楽器の当て具合、
口腔の内の形のつくりかた、
舌の使い方、
吹き吸いの強弱、向き、勢い、
楽器そのものの持ち方、構え方、

などなど、いちいち全部チェックしながら練習してきました。

ある種、10穴はもにかと付き合い始めたころの試行錯誤を、追体験。

初心者は最初、低音部の吸い音がまともに出ないものですが、
その出ない状態を再現してみたりもしました。

ようやく最近、Manjiがいい感じで鳴ってくれるように。

なかなか「ゴキゲン」な音です。


「小西式」リードプレート交換

 2013-10-12
大阪の10穴プロ奏者で、
カスタムモデル製作「十穴工房」主宰の、
花村容寛さんに調製していただいた「小西式」。

マリンバンドのリードプレートとカバーを使い、
コムは木曽檜などとし、柿渋染め、桐油仕上げ。
四隅を面取りし、背面のコムはリードプレートとツラ位置ではなく、
数ミリ出してあります。

純正マリンバンドはリードプレート、カバーの固定は釘打ちですが、
「小西式」はネジ止めに。


小西式2

小西式1

小西式3




A、B♭、C、D、Am、12穴のCとつくっていただいたうち、
Cの4番穴吸い音のリードが完全にイカレてしまったので、
まともなC調の楽器から、吸い音リード丸ごと移植することにしました。

(狂ったリードだけ替える技術は私にはまだありません)。



小西式4




小西式の吹き音側


リード



木曽檜のコム(一生もん)


コム




移植元のマリンバンドもネジ止めに小改造してあります(花村さん試作)。
木曽檜の小西式のネジは2㍉ですが、移植元は1・4ミリなので、
吸い音側のリードプレートのネジ穴3カ所は、タップを切りなおす。


タップ1



タップ2





約15分で作業完了。



花村容寛さん ガジェット一喜一憂
http://blog.goo.ne.jp/gadget_2007

十穴工房
http://blog.goo.ne.jp/10koubou


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プロフィール

こにし すすむ

Author:こにし すすむ


京都・西陣生まれ。大阪の「勤め人はもにか吹き」です。

木綿を中心に、普段のきもの暮らしを楽しんでいます。

▼2005
FIH JAPAN第25回コンテストブルース部門1位
▼2006~
デュオ「こにしんぼ」などで神出鬼没。「出前はもにか」などで活動中

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