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「紙一重」実は「天と地の開き」

 2017-07-07
昨年(2016年)10月半ばから、はもにかの奏法を、
「パッカーリング」から「タングブロッキング」に変更して、
試行錯誤の日々が、あれよ、あれよという間に過ぎてしまいました。

で、つい先日、

はた!

と気づくことがありました。

「なんや、いまごろ気づいたんか?!」

と言われそうですが。。。。模式図でご説明しましょう。

「パッカーリング」は目的とする音、たとえば4番穴を狙って、
口をすぼめて、その穴の音を吹くなり、吸うなりして出します。

模式図



「タングブロッキング」は、ガバッと4つほどの穴をくわえて、
3つの穴を塞いで、右端の1つの音だけを鳴らす奏法です。

模式図3


で、今回、「はた!」と気付いたのは、
私は、その、3つなら、3つの穴を「舌で塞ぐ」ことばかりに、
気をとられてしまっていたということ。

大事なことは、

「口をすぼめて1つの穴の音を鳴らす」

のも、

「4つの穴をがばっとくわえて3つを塞いで1つの穴の音を鳴らす」

のも、

「1つの音を鳴らす」

のは、

「同じこと」

だということ。

なので、

「穴を塞ぐこと」よりも、
「塞いでいない穴の音を鳴らす」ことに、
意識を集中するようにしたのです。

模式図2


そしたら、音がそれまでと違いますねん。
ベンドもやりやすいし。

「がばっとくわえて、舌で塞いでいる穴以外の音」

は、それはそれで鳴っているわけですが、
でも、その「塞ぐ」という舌のことよりも、
「塞いでいない」穴(そこにあるリード)をいかに鳴らすか、
そこに意識を集中する。

これって「紙一重」のことなんですが、
生まれる音には「天と地の開き」があるんやなと、
つくづく思う、きょうこのごろ、であります。




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「豊かな響き」を求めて・・・タングブロック奏法 移行始末記(覚書)その4

 2017-02-12
タングブロック奏法が思うようにいかない中で、
もう一度、元のパッカリング奏法に戻らずに、
もうちょっといろいろ練習してみようと思ったのは、
理由があります。

タングブロック奏法で音を鳴らしていると、
パッカリング奏法では自分が得られなかった、

「響きの豊かさ」

があるということでした。

音が大きい、ということではなく、「響きの豊かさ」。

以前からタングブロック奏法は折に触れて試み、
そのときも「響きの豊かさ」を何となく感じていましたが、
今回のようにタングブロック奏法への全面移行を前提に、
合間にパッカリングで音を鳴らしてみると、
「響きの豊かさ」の違いが、よりハッキリ分かるように思いました。

※「響き」の問題は、あらためて触れます。

IMG_3205.jpg


ただ、その「響きの豊かさ」が安定的に得られない、
豊かに響いたり、そうでないときもある。
しかし、たまにでも得られる「響きの豊かさ」は、
これが、どうにも捨てがたいのですね。

なので、「できたり・できなかったり」ではなく、
「何も考えずにできる」との間を埋める練習が必要でした。

なぜ「響き」が不安定だったのか。

私の場合、あとから気付いたことですが、
「ひとつのことに気をとられる」あまり、
「他のこと」が「お留守になっていた」のでした。

今回の「タングブロック奏法への全面移行」の、
きっかけになったのは、この連載の最初で書いた、
「舌の下側(にゅるにゅる側)で穴をふさぐ」
という「目からウロコ」の事実でありました。

で、私は「にゅるにゅる側で穴をふさぐ」こと、
つまり、舌と、その形や扱い方ばかりに気が行って、
自分の身体の他の部分、例えば唇やあごの状態、
身体全体を使って呼吸すること、
はもにかの持ち方・口への当て方、動かし方などが、
おろそかになっていたのでありました。

唇の状態や楽器の当て方によって「息漏れ」があったり、
身体全体で落ち着いて息をやりとりできず、息が上がったり…

こういうことは、パッカリング奏法を20年やる中で、
試行錯誤してきたことだったのですが、
タングブロック奏法をちゃんと向き合うには、
それをまた一からやらんとあかんのやなと思いました(私の場合)。

で、唇や舌のいろんな状態と音の鳴り方の関係、
息の流し方と鳴り方の関係、
息の流し方と唇や舌との関係などを、
一つずつ行き来しながら、「このときはこう鳴る」と、
自分の身体や心と相談しながら試す日々が続きました。

先に「タングブロック奏法への移行で悪戦苦闘」と書きましたが、
これらの一連の、響きをつかむための訓練は、
実は、途中で、

「めちゃめちゃ面白く、楽しいこと」

と感じるようになっていきました。

何事も「いっぺんにできるようになる」ことはないです。

(天才的?に「すぐ吹ける」人もあるかも知れませんが)

そら、「思い通りの音色で自由自在に奏でる」が理想状態ですが、
そこに至る過程が「ダメなもの」というわけではなく、
自分が求める音や響きを探り、求めて、
自分自身の身体や呼吸を考えて試していくことは、
とても素敵なことやないでしょうか?

どこか「外」からあてがったりするのではなく、
他の誰でもない、生きている私(または、あなた)が、
自分の身体のなかにあるものを「呼び覚ましていく」営みです。

それをやっていけるのは、醍醐味でっせ。

生きている証(あかし)、ですやん。

(まだ、つづきます)



ライブは封印す・・・タングブロック奏法 移行始末記(覚書)その3

 2017-02-08
新たに練習している「タングブロッキング」奏法もままならず、
さりとて、20年来やってきた「パッカリング」奏法もあやしい・・・
つまりは、他人様の前でロクに演奏することも、自分はできない。

そう実感したのが昨年10月末でありました。

実は、この時点で、

「自分は、はもにかてなもん、やめてしもたろか」

と思ったものです。

はもにかで、まともに音も出ないようになってしまった私は、あまりに情けなくて、

「ライブを封印する」

ことにしました。

「ライブしませんか」

などのお誘いがあっても、お断りしていただろうと思います。

もともと、昨年10月末移行、2016年末から、ことし2017年の1、2月にかけて、
さしあたりライブが入っていなかったという条件が、振り返ってみると、
むしろ、それでよかったのかもしれないと、思います。

IMG_3169.jpg



ただ、私は、はもにかを初めて手にしたころのことを思い出して、
一(いち)から、練習し直すことにしたのでありました。


(つづく)

そんな急には…タングブロック奏法 移行始末記(覚書)その2

 2017-02-05
タングブロック奏法・移行始末記の続きです。

Harpin’ Joeさんのワークショップに参加して、
タングブロック奏法での「舌の当て方(にゅるにゅる側)」に、

目からウロコ

になってから、はもにかを唇に当てていないときも、
舌の「にゅるにゅる側」を歯の裏側に当てる練習?を
意識的にやってみました。

ワークショップから約1週間後にライブだったので、

「よし、これからはタングブロックで演奏や!」

と意気込んでみたのですが、
いざ実際にステージに立って演奏を始めてみると、
奏法は、

「勝手にパッカリングになっている」

のでありました。

「うわ、タングブロックにせんとあかんのに」

と焦ったり、唇や舌がもつれながら、非常に後味の悪いというか、
申し訳ない気持ちで、ステージを終えたのでした。
(お客様にそれと気付かれたかは、分かりませんが)

やっぱり、あれこれ考えたりしないライブの現場では、
自分の身体で覚えたものが、無意識に出てくるのです。
そら、21年間、基本的にパッカリングで演奏してきたわけで、
事実上、「きのう・きょう思いついたもの」が使えるほど、
世の中は甘くない・・・(笑

アプリをアップデートする、という「便利」な世界ではありません。

しかも、難儀なことがありました。
せっせとタングブロッキングの練習を始めて、
「やっぱりパッカリングでやってみよう」と思って吹き吸いすると、
これがなんと、以前にパッカリングでできていたフレーズが、
どうも滑らかに出てこないのです。

すぐにタングブロッキングも使えない、
パッカリングでやっても、メチャメチャ…

「自分ははもにかを吹けなくなるんとちがうか??」

と、落ち込んでしまったのでありました。

(つづく)

追記。

タングブロッキングへの切り替えを思いついて、
約3カ月半、いろいろあった末、
いまでは、「これでいける」というくらいにはなりました。
それまでのアレコレをこの連載では書いていきます。

昨夜(2月4日)にはJoeさんのライブを観に、
大阪市生野区に出掛けて、ライブ後のミニセッションにも参加。

IMG_3148.jpg


タングブロック奏法 移行始末記(覚書) その1

 2017-02-02
はもにかプレイヤーの方には言わずもがなですが、
はもにかを鳴らすには、2つの奏法があります。

ひとつは、唇をすぼめて、
目的とする音(たとえば4番穴の吹音)だけを鳴らす、

「パッカリング奏法」

IMG_3106.jpg


もうひとつは、同じ4番穴の吹音を鳴らす場合に、
1番穴から4番穴(または2番穴から4番穴)を「ガバッ」とくわえて、
舌で1番穴から3番穴(または2番穴と3番穴)を押さえて塞ぎ、
残りの4番穴を鳴らす、

「タングブロッキング奏法」

IMG_3107.jpg

です。


私は22年前に単音10穴はもにかを始めて以来、
基本的に前者の「パッカリング奏法」で練習して、実地にも演奏し、
一部、「タングブロッキング奏法」を併用してきました。
(舌をつけたり、離したりしてリズムを切るときなど)
割合でいうと、「パッカリング奏法」が8割、
「タングブロッキング奏法」が2割くらいでしょうか。

一方、黒人のはもにかプレイヤーは伝統的に「タングブロッキング」、
という話は聞いたことがありますし、
知人のプレイヤーでも、「タングブロッキング」が中心という方もいます。

それでも私はずっと「パッカリング」でやってきて、
それで、音程を変えるベンド奏法はじめ、
ひととおりの演奏技術は習得したつもりでいて、
まあ、これまでのように、また、これからも、
「パッカリング奏法」をメーンにしてはもにかを吹いていくことに、
まるで疑いを覚えずにきました。

ただ、「タングブロッキング奏法」で、
低音部の2番穴~4番穴のベンドを、たまに自分でやってみて、
どうもキッパリ決まらないのは、なんでだろう?
先人たちは、それでちゃんとやっているのに・・・
ということは、何年もの間、疑問に思っていたことでした。


で、昨年10月。

先輩のプレイヤー、Harpin'Joeさんのワークショップに参加して、
ひととおりのプログラムが終わったあと、
Joeさんを囲んでの歓談タイムのとき、
参加者の方から「タングブロッキング奏法」についての質問が出て、
ついでに、私もJoeさんに、ちょっと聞いてみたのでした。

Harpin' Joeさん公式サイト
http://www.harpinjoe.com/

「タングブロックのとき、舌のどこを当てているんですか?」

Joeさんいわく、

「あ、それは舌の裏側というか、下側、『にゅるにゅる』した側です」

えっ!!!!!

考えてもみないことでした。
私はそれまで、何も考えずに、
単に舌を前に出して当てているだけでしたから。

歓談タイムを中座して帰路についた私は、
ワークショップ会場のライブハウスを出て、すぐさま、
楽器を出して、舌の裏側・下側、Joeさんいわく、

「にゅるにゅる側」

当ててタングブロックで、ベンドをかけてみました。
すると、これが、

めっちゃ、ええ感じ!!!

で、ベンドがかかるではありませんか。

最寄り駅まではもにかを鳴らしながら、
私は、ニタニタしていたでありましょう。

ところが、これが間違いの始まり??というか、
昨年10月から数ヶ月間の、どん底の日々??
悪戦苦闘の始まりだったのです。

(つづく)


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プロフィール

こにし すすむ

Author:こにし すすむ


京都・西陣生まれ。大阪の「勤め人はもにか吹き」です。

木綿を中心に、普段のきもの暮らしを楽しんでいます。

▼2005
FIH JAPAN第25回コンテストブルース部門1位
▼2006~
デュオ「こにしんぼ」などで神出鬼没。「出前はもにか」などで活動中

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