見る人が見ればわかる、という話
2009-06-30
「はもにか出前」に出掛けたとき、曲中の「しゃべり」で、よくお話することがあります。
「出前」に行って、「私が使っているのは、こんなはもにかです」と自己紹介すると、
「え?!そんな小さなハーモニカ」
と驚かれることがよくあります。
そんなときに、
「いやいや、実はテレビドラマとか、CMとか、商店街で流れる有線とかで、
よく、このはもにかの音が流れているんですよ」
とお話します。
実際、テレビだけとってみても、はもにかの音は割りとよく使われています。
妻「あ、はもにかが鳴ってます」
私「いまのは、クロマチックですね」
妻「これも、はもにかですか?」
私「う〜ん、バンドネオンでしょう」
といったことで、私は出ている音が10穴か、クロマチックか、
それとも他の楽器なのか、基本的に判別することができます。
ところが。
先日の日記「羅の角帯」(08年6月27日付)
http://koniharp.blog118.fc2.com/blog-entry-688.html
をご覧いただいた、ある方から、
「写真の帯はボビンレース製です。羅織ではありません」
という趣旨のご指摘をいただきました。
指摘いただいた方は、織物の「組織」についての専門家です。
おお、そうだったのか!!
と恐縮した次第です。
しかし、問題は、ここから始まるわけで。
店頭では「羅」と表示されていましたが、
それはお店の側で商品知識がなかったのか、
それと知って「羅」と表示したのか、それは分かりません。
もとより私自身は、自分に購入できる範囲で、
「締めやすくて、ほどけにくい」、そして夏場には涼しいという帯があれば、
まずは現時点では分相応で、有難いものです。
この帯は色あいも、とても気に入っているので、
結果的に「ボビンレース」でも「羅」でも、
今の私には、どちらでもいいといえば、いい。
そんな私でも、ほんまもん(?)の羅の帯が、
その値段で手に入るとは、実は思っていませんで。
仮に2本の帯を見せられて、
「どちらが、ボビンレースか、羅か」と問われても、
「うっ!!」
と、詰まってしまうでしょう(笑
それは証紙のない本場結城紬を見せられて、
それが「なんらかの紬」か、「本場結城」なのか、
私には区別できないのと、同じようなことかなと・・・。
むしろ、いただいたご指摘は、
「織や染には、君がとりあえず認識している範囲より、
もっと広く深い世界がある」
という「教え」だと思いまして、
ますます、いろんなことを、心楽しく吸収していければと思います。
