ろうそくの火、のこと はもにか日記20170525

 2017-05-25
ろうそくの火をともしてみました。

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「ものをゆう」気持ちでハープを吹く、ということと、大いに関係があると思うのですが、
私はこのところ、ずっと自分の練習で、

「いかに小さい音を出すか」

ということを大切にしてきました。

「でかい音」て、極端な話、機器のボリュームのツマミを回したらええことですやん?

せっかく、生身の人間が、自分の息で鳴らす楽器ですもの、
その中で、どれだけ小さい音を出せるか、やってみてもええですやん。

そんな中で再読したのが、

「自分の音で奏でよう」という本(ヤマハ、2016年2月)

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著者のファーガス・マクウィリアム氏はベルリンフィルのホルン奏者。
この本の直接の主題はクラシック音楽におけるホルン演奏についてですが、
読んでいくと、めちゃくちゃおもしろいのです。

「炎と光をイメージしてみよう」という節で、
「ろうそくについて考えてみよう」という問いかけがあります。

そうそくの火について、

「その小さく弱々しい炎ではお茶を沸かすこともできないし・・・
 ・・・にもかかわず、その火から、何もかも焼き尽くす大火災が始まることもあり得る。
 これはまさに、ピアニッシモの性格そのものではないか?」

という問題提起です。

私は、「ものをいう」気持ちを、そんなろうそくの火のイメージと重ねて、
きょうも時間のあるときに、はもにかを鳴らしました。



「ものをゆう」気持ちでハープを吹く~はもにか日記20170524

 2017-05-24
私が京都で開かれていた「Blues Training Gym」で、
妹尾隆一郎さんにはもにかを習ったのは1997年秋から98年末にかけてのこと。
かれこれ、20年前の話です。

当初のジム(「教室」とは呼ばなかった)の会場は、
四条大橋東詰、南座の向かいのビルの中にあったライブハウス。

下の写真はその、ジム生募集のフライヤです(いまも残してある)。
妹尾さんのはもにか教室のほか、故・塩次伸二さんのギタージムもありました。

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「単なる音楽教室ではない・・・」
「妹尾隆一郎・塩次伸二 この二人が本気を出した」

というコピーも。

フライヤの裏面には講師のお二人のプロフィールとメッセージが掲載されていました。

妹尾さんはこう書いています。

「ブルースハープを教えることだけが目的ではない。
 ブルースハープを吹くことは、ものを言うのと一緒。
 『ものをゆう』気持ちでハープを吹く・・・。
 これをみんなと一緒に・・・。
 また、ハープと自分との関係をクリアにしてゆく。
 こんなふうに展開してゆきたいと思っている」

ここでいわれている、「ものをいう」気持ち、また、
「ハープと自分との関係をクリアにしていく」ということ。

それがつい最近、

「あ、こういうことなんとちゃうか?」

と感じるようになりました。
とくに、タングブロック移行のあれこれの中で,、です。

20年もかかったんか・・・スカタンか、お前は?・・・という世界ですが・・・

そのあたりのことを、書いてみたいと思います。

というわけで、きょうは、まず導入。



HARPIN'JOEさん 第2回ブルースハープ・ワークショップ

 2017-05-21
関西を中心に大活躍中のHarpin' Joeさんの、
第2回ブルースハープ・ワークショップが、
5月28日(日)、高槻市のライブハウス「bar T−true(ティートゥルー)」であります。

私は昨年10月の第1回に参加さしていただきまして、
そのとき、タングブロック奏法について「目からウロコ」→地獄の日々(笑

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そんな体験を経て、この楽器と、それを通してつくる音楽の世界に、
ますます、泥沼のように、ハマっています。

ワークショップに参加して、何がつかめるか、それは、あなた次第。

10穴はもにかに関心のある方は、ぜひ。

以下、Joeさんの公式サイトから転載

5月28日(日)

=第2回ブルースハープ・ワークショップ=

サポート;ライトニン 栗田(ギター)
tiny / タイニー(ヴォーカル)

場所;bar T−true(ティートゥルー)
072−682−0241
http://t-true.bona.jp/

〒569−0803
大阪府高槻市高槻町4−3 サタリービル 地下1階
JR高槻駅・徒歩3分/阪急高槻市駅・徒歩10分
JR高槻駅・南側 メガネスーパーのビル

開場 13:30 開講 14:00
料金 ¥2,000(1ドリンク要注文)

※対象;興味ある方ならどなたでもオッケー!
☆10穴ハーモニカ(ブルースハープ)をお持ちの方は持参下さい。

@セミナー&ミニライヴ
第2回目は様々なタングブロック(舌技)奏法と、
ハンドビブラートに代表されるハンド効果各種、

音色・表情の作り方、マイクの使い方、
アドリブのコツなどを、ブルースを基本にレクチャーします。

吹き語り、ギターとのデュオ、唄の伴奏など、
ミニ・ライヴを交えてセミナー致します。

@参加者セッション

=Let’s Play the HARMONICA!=
参加された方に演奏して頂き、同時にアドバイスも致します。

☆終了後はフリー・トーク&セッション(18:00迄に終了)

Harpin' Joeさん公式サイト
http://www.harpinjoe.com/

これも何かのご縁で・・・

 2017-05-12
6月29日(木)に南森町・シカゴロックで演奏させていただくことになりました。
ことし前半のライブは、いまの私の現状からいって、これが最後になるでしょう。

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シカゴロックで出会った皆さん方のご縁です。

6月29日(木) 20時~

シカゴロック

大阪市北区天神橋2-5-15 ヴィヴァンテ南森町B1
TEL 06-6356-0772

地下鉄谷町線・堺筋線「南森町」駅
JR東西線「大阪天満宮」駅より徒歩1分

http://chicagorock.sakura.ne.jp/

チャージ1500円(ドリンク別)


区切り、です。茨木音楽祭、出演のご案内

 2017-04-24
いろんな意味で、自分としては、
ひとつの「節目」としたいと思います。

区切り、です。

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「菅原」を見る~4月文楽公演

 2017-04-13
4月13日、大阪・国立文楽劇場へ、まずは「4月文楽公演」の第1部を見物。

開場前に着いて、劇場窓口で当日券の2等席を求める。

プログラムの表紙は「菅原伝授手習鑑」、寺子屋の松王丸の衣装「雪持ちの松」より

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当月は豊竹英太夫改め六代豊竹呂太夫襲名披露。

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私はようやっと、ちょうど1年前の「4月文楽公演」で文楽デビュー、
以来、文楽に恋こがれて、あっという間に1年が経過。

文楽の襲名披露も初めての体験です。

劇場ロビーの飾り付け。

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文楽の襲名披露口上も初めての体験。

歌舞伎だと、襲名する役者の名前や紋を染め抜いた、
贔屓筋からの引き幕がかかったりしますが、ここは文楽劇場の緞帳。

片砂切で幕が開くのは歌舞伎と同じ。

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口火は咲太夫さん。三味線部を代表して鶴澤清治、
人形部を代表して桐竹勘十郎の両氏が、お祝いの言葉。

で、呂太夫さんご本人はしゃべらず。

なるほど、そういうものか・・・と思う。

第1部のめあては「菅原伝授手習鑑」。

茶筅酒の段、喧嘩の段、訴訟の段、桜丸切腹の段。そして寺入り、寺子屋。

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歌舞伎の寺子屋、松王丸でいえば、
十三代目仁左衛門、当代仁左衛門(孝夫時代含め)、
幸四郎、吉右衛門、十八代目勘三郎などの舞台を繰り返し体験してきましたが、
文楽では初めての体験です。

「茶筅酒」~「桜丸切腹」までは歌舞伎では「賀の祝」と、
ひとくくりになったりしますが、
これも今回初めて文楽で見ました。

歌舞伎だと、つい、桜丸がこの場の主人公のように見えますが、
文楽でみると、

「ああ、この一連の場の主役は、白太夫なんやなあ」

と思ったりする。

「寺入り/寺子屋」は、文楽と歌舞伎の一番の違いは「寺子屋」の最後、
「いろは送り」でしょうか。

歌舞伎では、なんといっても松王と源蔵に目がいきますが、
文楽、ことにその「いろは送り」では松王と千代の「夫婦」が主役。

ドラマが迫ってくるなと思いました。

この4月、「寺子屋」は幕見で、あと何回か見たいものです。


4月のライブ予定@難波屋

 2017-03-30
ライブのご案内です。

4月8日(土)、19時~大阪市・西成区「難波屋」

久井ブラザーズ&内海雅子小西進

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投げ銭


●難波屋

大阪市西成区萩之茶屋2-5-2
阪堺線「今池」駅徒歩6分、
JR環状線「新今宮」駅徒歩8分
大阪市営地下鉄「動物園前」駅徒歩10分

https://tabelog.com/osaka/A2701/A270406/27046610/


冬眠から覚める~当面のライブご案内

 2017-02-21
昨年秋から、タングブロック奏法への移行もあって、
ライブは「封印」してきましたが、そろそろ冬眠から覚めまして、活動再開です。

■3月、高槻市

■4月、西成区・難波屋

■5月、茨木音楽祭

そのうち、まずは3月の高槻市でのライブ。

大先輩のHarpin' Joeさんとの競演

◆3月5日(日)
=BLUES LIVE & SESSION!=

出演;
☆HARPIN' JOE & HIS FRIENDS☆
ハーピン・ジョー(harmonica,vocal)
植村 純次(guitar)
ライトニン 栗田(guitar)
森下 隆夫(drums)

☆こにし〜げデュオ☆
小西 進(harmonica,vocal)
久井 重和(guitar)

ライヴ終了後はセッション・タイム!!

場所;bar T−true
072−682−0241

〒569−0803
大阪府高槻市高槻町4−3 サタリービルB1−1階

JR高槻駅・徒歩3分
阪急高槻市駅・徒歩10分

※JR高槻駅南側・メガネスーパーのビル

open 17:00
start 17:30
チャージ;¥2,000(1ドリンク要注文)

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千客万来


初春文楽公演「本朝廿四孝」見物記

 2017-02-13
大阪市は中之島の、大阪市役所本庁舎に行くと、
正面玄関から入ったロビーの一角に、文楽人形が展示されています。

本朝廿四孝の八重垣姫。

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この八重垣姫に逢いたさに、1月の話になりますが、
国立文楽劇場「初春文楽公演」の第1部には、結局4回通いました。

本朝廿四孝の十種香の段/奥庭狐火の段は、
これまで歌舞伎の舞台で親しんできましたが、
文楽では今回が初体験で、歌舞伎との違い、
人形浄瑠璃ならではの表現を、4回通うなかで自分なりに味わいました。

■「うろうろ」する勝頼

十種香は、幕が開いて、正面のふすまがあいて、
武田勝頼が颯爽と登場するのは歌舞伎も文楽も同じ。

しかしその後、歌舞伎の勝頼は中央でじっとしてますが、
文楽では上手の八重垣姫や下手の濡衣の様子をうかがうように、うろうろ。

■討手が2人揃って登場

十種香の幕切れ近く。

長尾謙信が勝頼の討手として差し向ける、
白須賀六郎と原小文治は、文楽では2人一緒に登場して、
一緒に駆け出していきます。

歌舞伎ではひとりひとり登場して、いろいろあって、花道を入ります。

歌舞伎の場合は幹部俳優が「ごちそう」に出る場合もあり、
それぞれの見せ場をつくるためにも、別々なのかと思ったりしました。

■人形ならでは・・・と涙

1月4日に最初に「狐火の段」を見て、
霊力を得て八重垣姫が宙を舞うところに、
生身の人間が役者として演じるのではない、
人形ならではの表現があるとつくづく感じ、涙が出ました。

■八重垣姫の足拍子

1月の初春公演、結果的に4回も通ったのは、
最初に「狐火の段」を見て、

「もっと見たい」

と思ったのが直接のキッカケですが、2回目に下手の2等席で見ていて、
許婚の勝頼が切腹して果てたと思って絵像に向かい御経読誦の八重垣姫が、
足拍子を鳴らしていることに気づいたのでした。

最初に観たときは、わかりませんでした。

で、2回目に見て、

「あ、ここで足拍子が」

と気づき、どこから鳴らしているのか、字幕で見てチェックしていたところが、
帰宅して床本を見ると、記憶があやしい。
それを確かめようと3回目の見物。

「魂返す反魂香、名画の力もあるならば」

ときて、

「可愛いとたった・・・」

のあたりから、足拍子が入ります。

それも、柔らかく優雅な、しかし切なく・・・・

足拍子というものが文楽の表現で重要な役割を果たしているのは、
初めて生の舞台を見たときから感じていたことです。

が、この場で八重垣姫は座っているわけです。
物理的・身体的な動作に対応して「足音」が入っているわけではありません。

足拍子が表現するのは、八重垣姫に限らず、
登場人物の心の動き、ドラマのそのものなんやないかと思いました。

26日の千秋楽に4回目を見ました。

ちょうどこの日、たまたまご縁あって、
八重垣姫を遣われる桐竹勘十郎さんと出番前にお目にかかることができました。
いろいろ芸談など聞かせていただいて、持参した勘十郎さんの近著

『一日に一字学べば』(コミニケ出版)

にサインしていただきました。

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家宝です。

さらに、勘十郎さんが「めがね拭きです。使ってください」とくださいました。

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もったいなくて、使えません。これも家宝です。


「豊かな響き」を求めて・・・タングブロック奏法 移行始末記(覚書)その4

 2017-02-12
タングブロック奏法が思うようにいかない中で、
もう一度、元のパッカリング奏法に戻らずに、
もうちょっといろいろ練習してみようと思ったのは、
理由があります。

タングブロック奏法で音を鳴らしていると、
パッカリング奏法では自分が得られなかった、

「響きの豊かさ」

があるということでした。

音が大きい、ということではなく、「響きの豊かさ」。

以前からタングブロック奏法は折に触れて試み、
そのときも「響きの豊かさ」を何となく感じていましたが、
今回のようにタングブロック奏法への全面移行を前提に、
合間にパッカリングで音を鳴らしてみると、
「響きの豊かさ」の違いが、よりハッキリ分かるように思いました。

※「響き」の問題は、あらためて触れます。

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ただ、その「響きの豊かさ」が安定的に得られない、
豊かに響いたり、そうでないときもある。
しかし、たまにでも得られる「響きの豊かさ」は、
これが、どうにも捨てがたいのですね。

なので、「できたり・できなかったり」ではなく、
「何も考えずにできる」との間を埋める練習が必要でした。

なぜ「響き」が不安定だったのか。

私の場合、あとから気付いたことですが、
「ひとつのことに気をとられる」あまり、
「他のこと」が「お留守になっていた」のでした。

今回の「タングブロック奏法への全面移行」の、
きっかけになったのは、この連載の最初で書いた、
「舌の下側(にゅるにゅる側)で穴をふさぐ」
という「目からウロコ」の事実でありました。

で、私は「にゅるにゅる側で穴をふさぐ」こと、
つまり、舌と、その形や扱い方ばかりに気が行って、
自分の身体の他の部分、例えば唇やあごの状態、
身体全体を使って呼吸すること、
はもにかの持ち方・口への当て方、動かし方などが、
おろそかになっていたのでありました。

唇の状態や楽器の当て方によって「息漏れ」があったり、
身体全体で落ち着いて息をやりとりできず、息が上がったり…

こういうことは、パッカリング奏法を20年やる中で、
試行錯誤してきたことだったのですが、
タングブロック奏法をちゃんと向き合うには、
それをまた一からやらんとあかんのやなと思いました(私の場合)。

で、唇や舌のいろんな状態と音の鳴り方の関係、
息の流し方と鳴り方の関係、
息の流し方と唇や舌との関係などを、
一つずつ行き来しながら、「このときはこう鳴る」と、
自分の身体や心と相談しながら試す日々が続きました。

先に「タングブロック奏法への移行で悪戦苦闘」と書きましたが、
これらの一連の、響きをつかむための訓練は、
実は、途中で、

「めちゃめちゃ面白く、楽しいこと」

と感じるようになっていきました。

何事も「いっぺんにできるようになる」ことはないです。

(天才的?に「すぐ吹ける」人もあるかも知れませんが)

そら、「思い通りの音色で自由自在に奏でる」が理想状態ですが、
そこに至る過程が「ダメなもの」というわけではなく、
自分が求める音や響きを探り、求めて、
自分自身の身体や呼吸を考えて試していくことは、
とても素敵なことやないでしょうか?

どこか「外」からあてがったりするのではなく、
他の誰でもない、生きている私(または、あなた)が、
自分の身体のなかにあるものを「呼び覚ましていく」営みです。

それをやっていけるのは、醍醐味でっせ。

生きている証(あかし)、ですやん。

(まだ、つづきます)



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プロフィール

こにし すすむ

Author:こにし すすむ


京都・西陣生まれ。大阪の「勤め人はもにか吹き」です。

木綿を中心に、普段のきもの暮らしを楽しんでいます。

▼2005
FIH JAPAN第25回コンテストブルース部門1位
▼2006~
デュオ「こにしんぼ」などで神出鬼没。「出前はもにか」などで活動中

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